家紋の意味

着物への家紋の入れ方には下記のような意味合いがございます。

 

◎男性の第一礼装、入れる家紋の数
男性の第一礼装は『黒紋付羽織』です。
背中に一つ紋、両胸に二つ紋、両袖に二つ紋の全部で五つの家紋が入り、
染め抜き日向で、一寸の大きさで入れます。
略礼の時は、色紋付やお召しや紬の無地を着ますが、
紋は羽織に一ッ紋を染め抜きまたは縫い紋で入れたものを着ます。

 

◎家紋の位置・意味について
背中の紋(背紋)はご先祖様を、胸の紋(抱き紋)は両親を、両袖の紋(袖紋)は兄弟や親戚を表します。

 

◎家紋を身につける意味
その五つの紋を身につけることは、血縁関係を尊び、また、着る人を守ってくれると考えられております。

 

filed under: